2012年3月8日木曜日

If もしも…

朝、仕事に行く前に
テレビを見ていたら
上地雄輔がインタビューに答えていた。

「俳優として評価を受け始めた上地くんへに聞きたいこと」
という質問の中にあったのが
「15年前(18?)の自分に進めるとしたらどちらの道?」
という質問。

A:お馬鹿キャラ
B:俳優

上地くんが迷いなく選んだのがB。
理由は、俳優を目指せばお馬鹿キャラは必ず通るから、とのこと。
だから、まっすぐ俳優を目指せばいい、と。

これを聞いて、すごいな上地、と思った。
どちらの道を選んでも
結局、今ある自分に到達する、ということか、と。

そんなインタビューを見た後、
向かったロケ先は北海道大学。

今日は北大の合格発表の日で
ドラマ内に使用するインサートカットの撮影に行った。

合格発表の紙が張り出される瞬間とか
北大名物のラグビー部による胴上げとか
そういった光景を撮りに行った。

「私は郵送で大学の合否通知を受け取ったから
合格発表は見に行ったことない」
という話をしながら、
もしも、通った大学に落ちていたら、
神戸の女子大に入る予定だったから
そしたら、人生変わっていたかもなぁ、なんて思った。

謙太郎さんも希望の高校に通えていたら、
今とは違う人生だったかも…と言っていたのだけど
受かっていたとしても、やっぱり最終的には
今の自分になっているんじゃないだろうか、という結論に達した。

朝の上地くんと一緒の結論。

今やネットで合格発表を見れる時代なので
それほど多くの人は見にきていなかった。

けれど、見にきている人には
自分の番号を探して、あるとか、ないとか
そこにはいろんなドラマがある。

残念ながら番号がなかった女の子が
肩を抱かれて泣いている場面に出会い
昔、高校受験や就職面接に落ちた時のことを思い出した。

結構、泣いたよなぁ。

いろんなものに落ちたり
断られたりしたけれど
それでも今の私は、
案外やりたい方向に近づいていっているような気がする。

人って後悔したときに
あの時ああしておけば…
あの時こうだったら今頃は…
ということを時々考えるけど
そうではない、と大学の同級生に言われたことがある。

人間はその時点での精一杯できることをしているから
あの時ああしておけば…ということはないのだそうだ。

それを聞いて、楽に生きれるようになった。

そうか、後悔しても
今の自分にはそれ以上はなかったんだな、と。
今の精一杯か、と。

じゃぁ、これからも
その先の
精一杯を進むしかなくて
そうすれば、自然と道は開いてくるもので
遠回りでも
目指す方向に近づくことが出来る。

そんなことを思いながら
合格発表を受け止めた人の
その先を想像したりしてみた。

クラークさんも言ってるし。
青年よ、大志を抱け。って。

思いを持つことなんだよな。
きっと。

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