2012年3月2日金曜日

I am not ready.

住んでいない場所で誕生日を迎える
というだけで
その土地に縁を感じる私。

記憶にある
住んでいなかった場所は
パリ
サンフランシスコ
メキシコ、ニューヨーク。

パリでは私の誕生日に亡くなった天才、
セルジュゲンスブールの特集番組が一晩中放映されてて
それを見た翌日に喘息が出て
友達に付き添われて病院に行ったっけ。

サンフランシスコではルームメイトの韓国人、ミジョンが
サプライズパーティを開催してくれ
次々に部屋に来てくれる留学生仲間
一人一人に抱きついて回った。

メキシコでは旅番組を一緒に作っていた
今でも大切な仲間と過ごした。

ニューヨークは
旅番組の仲間の一人、
ゆかりちゃんと二人だけで旅に出て
ブロードウェイミュージカルをみまくった。

そして、今年は札幌で年をとった。

その夜中に
札幌に来てはじめて関わった番組のオンエアがスタートして
自分の名前をテレビで観た。

35歳。

2月半ばに札幌に来て
たくさんの人に出会い、
「いくつですか?」
と聞かれることが多い。

別に年齢を隠すつもりもないので
その質問に
「いくつに見えますか?」という
まどろっこしい年齢当てゲームはやらない主義の私。

それでも、最近は
年齢を答えるのに一瞬の抵抗が出てきたことに気付く。

「もうすぐ、アラフォーかぁ」と
感慨深く思っていた時に
「ミドサー(ミドルサーティ)」という
なんとも往生際の悪い言葉を知った。

そして、「トッシー、アラフォーやな」
と言われようもんなら
「ミドサーです!」と往生際悪く答える。

自分が子供の頃に想像していた35歳とは
大幅にかけ離れているからなんだろうな。

人と比べても仕方がないのに
周りを見ると
焦ることも多い。

いつになったら、
自分で納得いく
自分になれるんだろう、なんて考えていたときに
テレビで
「life begins at 40 (人生は40から)」
というベニシア・スタンリー・スミスさんの言葉を知った。

私の人生が始まるまでに
5年もあるらしい。

今は、まだはじまってもいない
準備段階ということか。

昨年、ある人が
亡くなられる前に言ってくれた言葉がある。

「根気よく頑張ってください。
自分を発見することが大事です」

5年間かけて準備をするというよりは
「いつでも準備OKやで!」と
堂々としていられる自分でいられる
自分らしさを見つけることと
自信を持てるように進むことを
今年の目標にしようと思う。

写真は
春を待つ、観覧車。
雪の時期はすっぽりとカバーで覆われるらしい。
彼らも今は春に向けての準備中。

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