2012年3月7日水曜日

おもしろの神様

ある朝。
私のお城に3人の殿方の来客があった。


3人とも座りもせずに立ちっぱなし。


何のためにいらっしゃったかというと
シャワーの修理にいらっしゃっていた。


私のお城の
シャワーの水圧が弱かったのだ。

水圧が弱すぎて
温度をあげても、
シャワーじゃ寒くて耐えられない。
って
海外じゃないんだから! と笑ってしまった。

海外で
1年半の期間、旅番組ロケを行っていた時
シャワーのお湯がでないとか水圧が弱い、
なんて当たり前のことだった。

特にカレーの王国あたり。

最初の頃は
新しいホテルにチェックインする度に
プロデューサーさんや
制作を仕切ってくれる男の子が
「皆さん、部屋に入ってお湯が出るか先にチェックしてください!」
とみんなに注意を促していたけど、
1年くらい経った頃には、
ロケスタッフは言われなくても
ホテルに入ったらすぐに
シャワーチェックを行うのがお決まりになっていた。

「今回出たね!」「私の部屋出ない!」「部屋にでっかいヤモリがいる!」

思い出したら笑ってしまうけど
いい大人が超真剣。

そして、海を渡った北海道は札幌。

日本だからと
入室後のチェックを忘れていた…

誕生日の朝。
朝から管理人さんが来てくれ
色々調整してくれて
「これでどう?」と言われたときは
35度くらいだと水圧が強くなる(40度だと弱い)という仕様。

おじちゃん、
この北国で、35度くらいのにわかお湯では
私の冷えた心と体は温められません。

「そうか」とおじちゃんが
助っ人のマンションお抱えガス屋さんを呼び
2人で右往左往。

そして、1時間くらい過ぎた頃に出た結論が
私たちでは無理だから、業者を呼ぶ、というもの。
申し訳ない!と謝る。


さて、別日にやってきた業者さんとおじちゃん。
あれこれ作業された後に出した結論が
私に出来ることはやったけど完璧ではないから
部品を入れ替えるためにメーカーに問い合わせる、というもの。
申し訳ない!と謝る。


またまた、別日にやってきたメーカーさんと業者さんと
マンションの管理会社の営業さん。
この日は管理人のおじちゃんはお休みだった模様。


シャワーの部品を総取っ換えして
私のお城のヨワヨワ水圧シャワーくんは
新品に生まれ変わった。
本当に申し訳なかった!と謝った営業さん。


別にたいしたこっちゃないわよ、と思っていたし
こんなに何日にも渡って
いろんなおじちゃんが右往左往しながら
出入りするなんて面白すぎる。
無問題です。


「新品のシャワーはどんなもんかしら。
ちょっとシャワー君と対面してから仕事に行くか」
と風呂場を覗いたら、何かの部品のお忘れ物があった。


次の日に管理人のおじちゃんに預けに行ったら
また、おじちゃんが平謝り。


「このマンションで、はじめてのことだから
こちらもフォローできなくてごめんなさい。
もう、びっくりしちゃって…」
とはおじちゃん談。


築7〜8年のマンションで、60室以上あって
はじめての出来事って
これ、もしや私が引き起こしたことなのか?


私にはそういう
おもしろの神様(ときにトラブルの神様)が降りてくる。


要するにトラブルメーカーか…


うーむ。
ま、おじちゃんと仲良くなったからいいかな。

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