2012年3月3日土曜日

ひなまつり

私の母親トミコはなんというか
すっとぼけた人で天然である。

昨日の朝の電話での第一声は

「としちゃん、今年もおひな様出してるで。
おひな様はいつ見ても年取らんくて若々しいからいいわぁ。
あんたは年取ったなぁ」だった。

トミコは毎年、ひな祭りの時期には雛人形を出し
ちらし寿司を祀ってからしまう。

そして、毎年「今年もおひな様はかわいい」という報告が入り
いつだかの4月には
まだおひな様が部屋に出ている旨を報告してきた。

彼女曰く「かわいくてずっと見ていたいから
すぐにしまうのがもったいない」んだそうだ。


「雛人形をひな祭りの時期が過ぎても
出していると嫁にいき遅れる」伝説があるけれど
それってトミコのせいなんじゃないかと思った。

今年はあまりに長く出されると嫌なんで
「おひな様、可愛いのはわかったけど、はよしまってな」
と頼んだら
「大丈夫! すぐしまうから!」とわかってる風のトミコの返事が返ってきた。

そんなやり取りがあった夜。

吉岡のお母さんが雛人形をくれた。
くまの形の雛人形とひとの形の雛人形とどっちがいい?
と聞かれ、悩んでひとの方にした。

可愛い。

札幌の私のお部屋は
ものがないからとっても殺風景で
謙太郎さんが誕生日にくれたお花で
少し可愛くなった。

そこに新たに加わった雛人形。
あまりに可愛いから
この部屋に住む4月末まで出しておくことになると思う。

まぁ、いいか。
だって
可愛いからずっと見ていたい。

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