2012年5月1日火曜日

擬人化の法則

SMILE DAYS 第3話 が先週から公開された。

第3話制作中にスタッフ間で話題にあがったのが
冒頭とエンドで熱演を見せる「さくらじまん」くんの存在。

何か鹿児島独自のゆるきゃら人形が
北海道に送られてきたら面白いなぁ、と
思って調べていたら出てきたのが
西郷隆盛の意思を背負った鹿児島PRキャラクターの「さくらじまん」だった。

あらすじを組み立てた時点で
「カイくんのお母さんはきっと君付けをするだろう」と妄想し
提出物に「さくらじまんくん」と君付けで書いていたため
ほとんどの制作陣は
「さくらじまんくん」という正式名称のキャラクターだと思っていたらしい。

揚げ句の果てには
私によって「じまんくん」と愛情をもって略されていたが
これだと、全くの別人だ。

この「君付け」。

ものを擬人化するというのは
関西人の特徴なのかも知れない。

関西のおばちゃんが必ず持ち歩く、という
「飴ちゃん」
(私もいつも持ち歩いている)

飴は「ちゃん」をつけるものだ。

でも、札幌で「飴ちゃん」と言ったら
みんなが「本当にちゃんづけなんだ…」と
いう目でみていた。

たぶん、小さいものや
愛着があるものに「ちゃん」や「さん」付けるのだと思うけど
その後、気になって
他に何かあったかしら、と探し続けている。
子供の頃から擬人化に馴染みすぎて
特別視して探すと見つけられない…

「おいもさん」「おあげさん」「おかいさん(お粥さん)」

あるレストランで食事をしていた時に
あまりに美味しかったのと
ワインを飲んで気分が良かったので
「今日はご機嫌さんやわぁ!」
と言ったら
謙太郎さんと店員さんがきょとんとしていた。

「え?…ご機嫌さん?」
「あれ?言わへんの?」

気分が良くなるとついつい使う「ご機嫌さん」を
関西の人だけが使っていたなんて35年目の真実。
だって、トータス松本も歌ってるやん。
関西人やけど。

ものにつける「さん」とは違うけど
喜びマックス表現は誰がなんといおうと「ご機嫌さん」だ。
朝の挨拶に言う「おはようさん」も関西だけのものなのかなぁ。

カイくんのお母さんがご機嫌さんに送ってくる
さくらじまんくんはとっても癒される。

SMILE DAYS 第3話
http://www.nhk.or.jp/sapporo/smile/movie/03/index.html



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