2012年6月25日月曜日

女知床一人旅 その1

北海道を去る前に
どこかに1人で旅に出ようと思った。

旅が好きで
有り難いことに仕事も旅に絡んだものが多い私。

でも
昔から海外ばかりに目がいって
日本を旅する、ということをあまりしていなかった。

北海道も今回の仕事がなければ
こんなに長期で滞在することもなかっただろう、と思う。

選んだ場所は知床。

「死ぬ前に一度行ってみたい」と父アキラが言っていたので
本当は一緒に行けたらよかったのだけど
急に決めたのでやはり1人で。
彼には「下見してくるよ」とだけ告げておいた。

「知床には一度行ってみたい」と私も思っていた。

2年くらい前に
日本の美しい景色を集めた販売用DVDの
ナレーションを書かせてもらったことがある。
日本全国の色々な場所を書かせてもらったのだけど
中でも印象に残っていたのが
知床だった。
特に流氷の映像は
想像以上の世界が広がっていたので
一度、自分の目で見てみたいと思った。

流氷の時期でないのは残念だけど
今の季節には今の良さが必ずあるはず、と出かけた。

札幌から深夜バスで約7時間。

酔っぱらってバスに乗車したので
乗車と同時に眠りにつき
睡眠時間はバッチリ。

確認した天気予報は晴れだった。

きっと素敵な旅になるにちがいない、と
ワクワクしながらウトロの町に降り立った。

朝6時半。
町は眠っていた。

聞こえたのは水の音。
見えたのは海と数羽のかもめと
セイコーマートの灯り。
想像していた通り、風が冷たい。

少し歩いてみたけれど
あいている場所はどこもなかったので
セイコーマートで温かいお茶を買って
バスのターミナルで
町が動き出すのを待つことにした。

ただ一つ。
気になったのは
町に降り立った頃より増えている霧。

大丈夫。
天気予報は晴れだったんだから。

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